15Jun
さて、最近、気になる本をざっと読んでいます。
『あなたが知らないあなたの話』(阿部敏郎/雲黒斎 徳間書店)
この本は、文字の大きさ、文字数、ページ数、程よくて読みやすいと思います。
内容を紹介しますと、
【その二十二】問答8 温泉に行こう!
のところ、
「心が凝り固まった人に『もっと心の緊張を解いて』と言っても難しいですが、温泉は身体の方から緊張をほぐしてくれます。心と身体はリンクしているので、身体をゆるめると、心もゆるんでくるものです。」
とありました。
やはり、身体をゆるめることができたら、心もゆるむのですね。
それから、
「引き寄せ」でも、大切なのは感情。いい気分でいることが大切って、どんな本にも書いてありますよね。
【その四十】「いつもいい気分」
って、どうすればそういられるの?
ヨガにしても瞑想にしてもそうですが、
この本にはそのことが、とっても分かりやすく書かれていました。
いつでもいい気分でいることは、誰もが可能なのです。
実は、ある種の考え方を選ばないだけで、いい気分を持続させることができる、
と。
その一つが「裁き」。
誰も裁かないこと、もちろん、自分も含めて。
もう少し中立的に人や物事を見るようにする。
悪く言われる人がいれば、逆にその人のいいところを探してみる。
はじめは、そういう見方に慣れていないので、なかなか見つからなくても、やり続けると、次第にそんな見方もできるようになってくるそう。
すると不思議なもので、むしろ応援したい気持ちになってくる。
他人を裁くより、他人を応援する気持ちでいたほうが、心の中はずっと穏やかで、いつもいい気分でいることができます、と。
そして、いい気分を持続させるためのコツ、のもう一つは「被害者感情」を持たないこと。
もし、いま自分の境遇に不平不満を抱いていたり、他人に対して不快感を持っているとしたら、まず間違いなく自分のことを「被害者」だと考えていて、「何か」か「誰か」のせいにしているということ。
人はうっかりすると、つい被害者感情を抱いてしまうもので、それに気づかないでいると、その世界観の中でずっと文句を言いながら生きていくことになる、と。
被害者感情に陥らない人は「責任の立場」をとるそうです。
それは、状況や境遇に対して「こうしていこう」という立場をとるということ。目の前の状況は、自分を苦しめる問題ではなく、解決すべき課題ととらえる。
そうすると、自分を苦しめる執拗な不快感を抱くことはなく、つまり、一日をいい気分で過ごせる、というのです。
決めつけないこと。
裁かないこと。
批判しないこと。
さらに言えば
終わったことを悔やまない。
先のことを心配しない。
被害者感情を持たない。そして、深刻さを持たない。
これがいつもいい気分でいるための基本。
そして、
深刻さを持たないーそのために役立つのが「笑うこと」だそうです。
結局、何やら難しいことはしなくても、笑うことができれば、それで良し!かな。
そして、この本の中で、一番、こうすれば良いんだ!という、ふかーく納得した内容が、
【その三十七】幸せへの道
【その三十八】問答10 奇跡の道
【その三十九】勇気の剣
この部分、人間関係の悩みが晴れるような内容です。
大概の人間関係の悩みって、
「あの人からこんなイヤなこと言われた」
「イヤなことされた」
とかではないでしょうか?
そういう時の解決法って、
「なるべく相手と距離を取る」、
といいと、よく言いますよね。
そうすると「恨み」の感情だけが残るそうなのです。
あと、私が気になるのは「(ただ離れるということは)これは愛がないんじゃないのか?それは本当に愛があると言えるのか?」ということでした。
「まずは、自分を大切にすることだから、距離を置くのは自分を大切にするということなのです。」
とは言っても。
それが、阿部敏郎さんがこの本の中で、取って置きの、でも、今まで歩んだこともない、馴染みもないけれども、覚悟を持った人が進めるという「奇跡の道」、そして、その道を進むための「勇気の剣」を使う方法、を紹介してくださっているのです。
この「勇気の剣」を使うためには、前提があって、
まず、いままでの自分のやり方では解決に結びつかなかったことを、率直に認めること。そして、新しいやり方を選ぶと固く決意すること。
これが必要な覚悟だそうです。
そして、自分を傷つけたと思っている相手、恨みを感じている相手に、勇気を持って自分のほうから近づいていくこと、
だそうです。
そして、ただ近づくだけではなく、
相手があなたを通して、
安心や愛、勇気や幸せといったポジティブな感覚を持てるように、心から温かく接していくこと
、というのです。
なぜ悪くない自分が折れるのか。なぜ悪い相手に温かくせっしなければならないのかー理不尽な思いが湧き起こるかもしれないし、相手に負けたような気がして悔しいかもしれない。
その心の抵抗を絶ち切って行動するのみ。
はじめは相手も戸惑うかもしれないし、拒否反応を示すかもしれない。
でも、ここで、相手の反応は一切関係なく、ただ、あなたが何をするかだけ。
一度でダメなら、適当な時期を見計らって、もう一度チャレンジするのです。
覚悟を決めたらもう後戻りはできないのです。
これを繰り返すことで、あなた自身は確実に成長し、やがて、相手とまったく違う土俵に立っていることを感じる、というのです。
この在り方こそ、本当に、自分にとっても、相手にとっても、愛のある在り方だと思えました。
この一冊の本。
幸せであるための本質が、簡単に分かりやすく書かれています。
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