6歳小学一年生「初めてのお使い〜『一人で行きたい』」とパパの誕生日パーティー

　姪、小学校に通うようになって「一人でも歩いて目的地まで行くことができる！」と自信を持ったのか、私が姪に会いに行くときも「ねね（私のこと）を一人で駅まで迎えに行く」と最近は言ってくるらしい。

　パパの誕生日の朝、起きてすぐに姪ママに「今日学校の帰りに駅まで行って、お花屋さんでパパに花束買おうかな。お金少し持っていかなきゃ」と言い出したという。

　姪ママ「寄り道せずに帰っておいで」と言うのが心苦しかったそう。「でもね、自分は大丈夫だと思っていても、周りの大人の人は心配するよ。一度学校から無事に帰ってきたってママが確認してから行こうね」と伝えたら、いじけてしまったそうな（想像がつくパターン…）。

　せっかくいいこと思いついた！と思っても子どもだからまだまだ制約があって胸が痛む。

　小学校の休み時間、自由帳に「パパのパーテ」と題して、パパのパーティを計画していた姪。

　その日は帰宅してからパパに草木の花を見せながら「どのお花が好き？」と聞いてたそうで、パパの答えは「忘れな草」。

　姪ママ「もし、そのお花がお店に無かったら、1,000円分で花束を作ってもらおうか」と事前に話し合って、花屋さんまでママがすぐ後ろを歩くということで納得。ただ、後ろから見ていたら、お店の場所をうろ覚えだったみたいで、その手前の他の店先を覗いたりウロウロしていたのを姪ママが見かねて、一緒にお店まで行って、姪ママは入口のところで見ていたそう。

　姪、自分で店員さんに本を見せながら「このお花はありますか？」と聞いていた。

　「あいにく今の時期ではないのと、忘れな草は鉢植えしかないの」と答えが返ってきた。

　姪ママ「じゃあ、どうするんだっけ？」と姪に確認したら、姪、お店の中を見回して「ガーベラにする」と姪ママに耳打ち。お店の人が「第二希望はある？」とそこで聞いてくれて、姪「ガーベラをください」と紅白のガーベラを選んで決まり。赤がパパ。白は姪が好きな色らしい（ちゃんと紅白の王道のお祝いカラーになって面白い）。

　お店の人もきちんと対応してくれて、社会への信頼がこういうところでも築かれていくと思うのでありがたい。

【《部屋の飾りつけ》を男性でも女性でも合うように工夫】

部屋の飾りつけは、折り紙で折ったリボンを「ピラミッド型」に貼っています。

　折り紙リボンを入れた袋には「ピラミッとをりボんではっていメーじしました」と書いている。

「これだと、りぼんはかわいくて、ピラミッドはかっこいいから女の人にも男の人にも合うでしょう？」と言ってた。

　4月に小学校に入り、小学校から一緒になった男の子に、姪がつけていたマスクを「かわいいの変！」と言われてそれから気にしていたみたい。ちなみに、その男の子から色々ちょっかいを出されていたみたいで、髪型のことでも言われたらしくママに「違う髪型にして！」と言って違う髪型にして行ったり、何か言われたときに「『じぃ〜っ』って言いながら見つめた！」りして、姪は姪なりに対策を練っている。どうやらそれからは何も言われなくなったよう。

　お花は毎日花瓶の水を替えていたけど一週間もたず、しおれてしまって、学校から帰ってそれを見て泣いていたらしい。

　ちなみに、「一人で駅まで歩いてねねを迎えに行く」という希望は、パパがママに目配せして自分がついていくよ！と言ってくれたそうだが、そのときは結局大人が色々理由をつけて一人で駅まで歩いて行くのは止めさせた。

《地域の親切な方に見守られる》

　その前も、改札口まで迎えに行くと言って待っていたことがあって、私と合流してすぐ今度はママがいるスーパーまで走って行って、ママは駐車場にいると判断したのかそっち方面へ走って行った。追いかけるけどもう姪はけっこう足が速い。危ないなぁと思っていたが、やはり周囲の大人の方が心配してくれて、その時は駐車場の入口で、見ず知らずの女性の方が姪に声をかけてくださって一緒に待ってくださっていた。申し訳ない。そんなことがあって、姪ママに目を離さないでほしいとお願いした。

　もう少し遡ると、小学校に入る前の春休み、小学校から「事前に通学路での気をつけるところなどを一緒に歩いて確認してください」と通達が来て、姪と一緒にママとパパが実際に通学路を歩いてどこに気をつければいいかを確認。その翌日は「今度は実際にランドセルを背負ってあるいてみたい」と言う姪に付き合って、私と二人で小学校まで歩いた。道すがら「あらぁ、今度一年生になるの？」と話しかけられて、「そうなんです。〇〇小学校まで練習しているんです。近所の○○ちゃんも同じ一年生なんです。」なんて答えていた。