21Dec
今日は「冬至」。一年で一番昼の時間が短く、夜が長い日ですね。
【ゆず湯と南瓜と小豆】
ゆず湯用の「柚子」が並べられていたり、「南瓜」や「小豆」が並べられていたりして、なんとなく、「今日はこういうものを食べるんだ」と思ったりしますが、何か理由があるのでしょうか?
柚子はビタミンCも多そうで、風邪予防にもなりそうです。「言葉遊び」でもあって、柑橘(かんきつ)の「きつ」の音と「吉」の「きち」の音を掛けて「きちに繋がる」と言われています。香りもいいですね。例えば西洋ではアロマオイルで良く耳にする「ベルガモット」。気分を前向きにしてくれたり、落ち着けてくれる作用もあると言われていますが、日照時間と脳内ホルモンの関係をなんとなく昔の人も感じていたのかも知れませんね。
カボチャは夏に収穫して、保存がきくので、冷蔵・冷凍保存の技術が無かった時代でも重宝されていた栄養源だったと思われます。そして、夜の時間が長いこの時期、太陽の出ている時間が短いこの時期に、太陽の光をいっぱい浴びて育ったカボチャを食べることで、太陽の力を頂いて元氣でいるという思いも込められているのかも知れません。
小豆はその「赤」が魔除けになるとされています。
面白いのは「運盛り」。最後に「ん」のつく食べ物を盛って飾ったり、漁師をして食べたりして、「うん」と「運」を掛けて「運が良くなりますように」とげんを担ぐ。柑橘のきつを「吉」としたり、「ん」を「運」としたり、言葉で遊んで楽しむという身近なもので暮らしを楽しむというところ、良いですよね。