1Dec
先日、勤務先の保育園で、担当している1歳児(今月2歳になる)の女の子が、お友達の遊んでいるおもちゃを取って、先生に「おともだちが遊んでいるものは取ってはいけないよ」と諭され、泣き出してこっちへ来ました。
私が、その女の子の涙をティッシュで拭いてあげたら、その女の子が私の手からティッシュを取って、自分の顔(涙)を拭いて「じょうず、じょうず〜」と言い、手をパチパチとして泣き止みました。
思わず、クスッと笑ってしまいました。
あぁ、こうやって、自分で氣持ちを切り替える力を持っているんだなと嬉しくもなりました。
乳幼児の分野で周りの方から、「津守 真先生」とよく出てくるので、恥ずかしながら知らなかった、と最近津守先生の本を読み始めました。
「婦人之友社 育児ライブラリー 3『子どもの生活 遊びの世界』」監修/津守 真 津守 房江
という本です。
ここの91〜92ページに、【立ちなおりの心】について書かれていました。
1歳半検診で、保健師さんが小さな積み木を使って遊ぶ理由、子どもが一生懸命積んでいたのにその小さな積み木の塔が崩れてしまったとき、さて、その子どもはどう反応するか、そこも見るのだそうです。
自分の失敗を受けとめて、くやしいけれどもう一度がんばってみようとする、心の立ちなおりを見せてくれるでしょうか。
この失敗からの立ちなおりの力こそ、1歳中頃にあるとされる発達の壁を乗り越えていくときにつくられる心の働きなのです。心の立ちなおり、それは素晴らしい力です。自分で自分の心と力を見つめながら、発達していくことができるのだから。
「婦人之友社 育児ライブラリー 3『子どもの生活 遊びの世界』」監修/津守 真 津守 房江
立ちなおりの力、心の働きなのですね。そしてそれは1歳中頃にはつくられてくるのですね。
どう反応するか、見守ってあげたいですね。