10Jun
小学三年生になった姪。お使いをママに頼まれ一緒に行った。お花屋さんを通り過ぎたときに「そう言えば、貴女が小さい頃、お花を買う度にお店の人が貴女におまけでお花を手渡ししてくれてたんだよ」と話した。その帰り、お釣りを受け取って、「これでお花買えるよね?」と聞いてきた。私には「お店の外で待ってて」と言うので、外から様子を見ていた。
最初のお花はママへ。「ママにあげるの」とお店に人に伝えたら、「あら、それは、かわいいリボンにしなくちゃね」と快く、ピンクのリボンをかけて渡してくださった。
お使いを先に渡し、お花は背中に隠してママに近づき、「ママに買ってきたの」と渡していた。涙ぐむママ。
それからお使いのたびに、お釣りに余裕があると一人で花屋に寄って、家族にお花を選んで買ってくる姪。
赤いカーネーションはママに
赤いカーネーションはママに買ったもの。紫のカーネーションはその次にパパに買ってきたもの。お店の人に「パパへ」と伝えたらしい。今度は青いリボンだった。赤いカーネーション、長持ちしました。
紫のカーネーションはパパに
効率重視のパパは「お花かぁ、無駄遣いしなくていいよ〜」と一瞬言いかけたところを、ママや私にまぁまぁとたしなめたれる。お釣りの中から、姪が頭を使って計算して、自分で判断し、パパへ買っていこう、と思うその姪の氣持ちを汲み取ってあげてくれい、と。
黄色とピンクのお花は私に
その次は、私に買ってくれた。その日、淡い黄色のTシャツを着ていたので、洋服の色に合わせて、ねねはピンクも好きだから、とピンクのカーネーションも入れてくれて、オレンジのガーベラまで!ガーベラは長持ちするので、姪も好きな花。リボンもピンクをお願いしますとお店の人に伝えたそう。うれしい。
そして、弟くんへ。「赤が好きだから」と。リボンも赤。「ひまわりもいいな」と思ったから選んだんだそう。
赤いお花は弟に
誰かのことを思って、予算も見て、考えて、お店の人に伝えたりして、おば馬鹿な私は目頭が熱くなります。胸もいっぱい。
お花屋さんも、この小さなお客様の氣持ちを受け止めて、快く応対してくださるのがありがたい。