2Dec
ずーっと気になってた「コートールド美術館展 魅惑の印象派」。
12月15日(日)までなので、人が多くてゆっくり観られるかなぁと思いつつ。
MINATOシティハーフマラソンの応援ステージの帰りに、浜松町から上野までJR山手線で移動し、観て帰ることにしました。
午後2時頃に到着しましたが、JRの公園口から上野公園に向かう人たちはこの時間でも多い。
東京文化会館と国立西洋美術館の間を、上野動物園方面に向かい、東京都美術館へ。
途中のイベントスペースでは、佐賀・長崎物産展が開催されていて、気になるー。
けれども、先に美術館へ。
この先、エレベーターを下って地下の展示室へ。
やはり、会期最終に近い日曜で、会場は混雑していましたが、それでも、絵の正面や横からゆっくり拝観できました。
そんな風にゆっくり回って、2時間くらいでした。
美術展で思うのは、画家もですが、コレクターのことを知ることができるのは大きい。
産業革命や大戦などの時代背景の中でも、芸術を通してより良い社会になるように、と願いながら心血を注いだ人がいて、画家が色々なストーリーを一枚の絵の中に集結させたものを、現代に生きる私たちが観ることができるということ。
レーヨン産業で成功したコートールド氏も、イギリス国民にとっても財産になる、と信じてコレクションをする。
コートールド氏の奥さんは音楽のコンサートなど、夫婦で尽力されたという説明書きもありました。
さて、会場内ですが、人は多かったですが、一枚の絵を左右正面と、ゆっくり観ることができました。
絵の前に立ち、胸の中にスッと入ってくるポイントがあります。
画家のエネルギーというか、その絵が描かれた景色というか空気感が感じられるところ、言い方を変えると、その絵の中に自分もいるような感覚を覚える位置、そこに立って一呼吸できるくらいの、自分の中では十分に一枚一枚を感じられるくらい、充電の場になりました。
マネの【草上の昼食】オルセー美術館所蔵の小さいサイズ、観ることができてよかった。
税関職員として働いていたアンリ・ルソーの【税関】は題材がユニーク!
ルノワールの【春 シャトゥー】の緑のグラデーションは心深くに届いた。
モネのピンクや白や黄色。
ポール・シニャック【サン=トロペ】の青とオレンジのコントラストに心を惹かれた。
出口では記念撮影スペースが