1Jun
姪の大伯母さまからオススメされて観るようになった【NHK Eテレ スイッチインタビュー】。
【放送】Eテレ 毎週土曜 午後10時【再放送】Eテレ 毎週土曜午前0時(金曜深夜)
【Vol.227「日常は宝の山」】
と題された絵本作家のヨシタケシンスケさんと写真家梅佳代さんの回での印象に残ったこと。
うちの姪に大伯母さまが送って下さった絵本の中にもヨシタケシンスケさんの「なつみはなんにでもなれる」(2018/11/25の記事)がある。
なつみが身の回りにある日用品(例えばコップとかモップとかホウキとか)を使ってお母さんになんのマネでしょう、と問う。
お母さんの平常のテンションがまた面白い。
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なつみはなんにでもなれる
【子どもも大人も引きつけられるヨシタケさんの絵本】
簡単な線で描かれているように思えるけど、地元に帰った時によく一緒に遊ぶ小学生のお姉ちゃんもヨシタケさんの本大好きだったなあ。
【「これなら自分でもやれそう」と思わせる力】
ヨシタケさんが自分の作品についても梅佳代さんの作品についてもおっしゃっていたのは「『これなら自分でも描けそう。』『撮れそう。』と思わせるのも功績は大きい。『わかるわかる。いるなあ。』と思わせる共感。」「『世界中で子どもが服が脱げないで引っかかっている』そういうところ、国とか文化とか時代とかが違ってても、背中が痒ければ変なポーズになるし、脛ぶつけると痛いし、お母さんになでなでされると嬉しいし、その辺は変わらない部分であって、こういうところって一緒だよね、そうそうそうそう、と絵本を広げた時に言ってくれる、それだけで満足、楽しいな。」
その、共通点、共感できるところってとても大切だと思う。例え小さなことでも。
大人も「そうよね!あるある!と思わず思っちゃう内容」絵
本としては方向性が新しい氣がする。
【描いているのは小さい頃の自分のため】
そのヨシタケさん。
「どの絵本でも誰かのために描いているのでは 実はなくて 小さい頃の僕がこの本を読んだら喜んでくれるだろうか。」「小さい頃に僕が知りたかったことが描いてあるかどうか」
という気持ちで描かれているのだそう。
【ダメ出しされても続ける方法を見つける】
筆圧が弱くデッサンが苦手で、先生や周りの人からも
「向いてない」
と言われたそうだ。
でもその時に「向いてないのかな。止めようかな。」と思うのではなく、それなら、とこれまでのデッサンの常識「鉛筆で描く」を【線が濃く出るように】と「細いペンで描く」に変えたそう。
それそれ!
今までそれがその世界で当たり前とされてずーっと続いてきた常識に囚われず、その上、他の人(とりわけその道で自分が教えてもらっている先生)の言ったことや自分に対する評価もそのまま受け止めず、
「(自分で)だったらこうしてみよう」
と自分を否定するでもなくダメだと思うでもなく、自暴自棄にもならず、否定した人もせめず、ただ、「だったらこうしてみよう」と工夫されて続けていらした姿勢。
とても印象に残り、なるほど!と思ったと同時に、世の中の子どもたちがもしそういった場面に出会した時、「だったらこうしてみよう」という発想に切り替えられるように手助けできたらいいな、そういう接し方をしたいなと思いました。
そして、ヨシタケさんもいつも静かでなところも印象に残った。
【番組中で取り上げられていた本】↓
「おしっこちょっぴりもれたろう」
世の中にはそれぞれ困ったことを抱えている人がいるんだな、と知っていく。
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おしっこちょっぴりもれたろう
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もう ぬげない