4Oct

今月の読み聞かせは、ボランティアに入る人数の関係で5年生クラスのみの活動でした。
今年度からボランティアを始めたばかりの初心者なので、↓この『小学校での読み聞かせガイドブック』は心強い頼りにしている本です。

今回もここで紹介されている本から選びました。

今回も【創作+知識絵本】の組み合わせを考えて、季節的に『ひがんばな』も候補に上げて読んでみたのですが、彼岸花の他のよび方で子どもが変に反応する可能性もあるなぁという部分があり、見送りました。
そこで創作2冊、時間を計ったら10分もかからないくらいだったので、もう1冊、一年生の国語の教科書で紹介されている数遊び絵本『ウラパン・オコサ』を、お話を聞くだけではなく、ちょっと頭もほぐれるかなと思って、最後に持ってきました。
【1冊目】
『ヒギンスさんと とけい』
3〜4分。
20年ほど前のイギリスの作者の作品です。
黄色、黄緑、オレンジの組み合わせが明るく美しいです。
時代を感じさせない、今読んでも違和感を感じない絵本です。
どの時計が正しいのでしょう?いえ、どの時計も実は合っているのですが、子どもたちはその理由に氣がつくのでしょうか?ガイド本によると、5年生だったらそこに氣づくでしょうとのこと。参考までに2年生の姪にも読んでもらったのですが、2年生でも氣づくことができましたよ。
読むときに氣をつけたことは、時間の「ふん」「ぷん」の読み分けです。
【2冊目】
『木は いいなあ』
約3分。
50年ほど前の、アメリカの作家の作品です。
スケッチ調の絵で、カラーのページとモノクロのページと交互になっていて、ガイド本によるとその対比もいいとのこと。
こちらも穏やかに進んでいき、今の時代に読んでもそんなに違和感もなく読める本です。
【3冊目】
『かずあそび ウラパン・オコサ』
約2分。
1年生の国語の教科書でも紹介されている絵本。
1を「ウラパン」、2を「オコサ」という言葉に置き換え、その組み合わせだけで数を数えていきます。
【今回の読み聞かせの流れと5年生の様子】
朝活動開始5分前に、読み聞かせに入る教室前に到着。すでに教室は読み聞かせの準備が整っていて、そのまま教室に案内され、その時間から読み聞かせを始めました。
教室では机を後ろに下げて、子どもたちは床に体育座りで、読み聞かせる方には椅子と、荷物を置けるように机が置かれています。
すぐに始められるよう、絵本はバッグから出して、手に持って教室に入ります。
いつものようにその日の日直さんが号令を掛け、みんなで「よろしくお願いします」と挨拶をしてくれます。
「5年◯組の皆さん、おはようございます。読み聞かせボランティアの◯◯です。」と、こちらも挨拶を返して、「1冊目の本は『ヒギンスさんと とけい』です」で始めます。
全国的にも、インフルエンザも流行っているそうなので、今回も念のため不織布マスク装着で臨みました。やはり、マスクをつけていると苦しいのと、暑くて汗が出てきますね。
今回困ったのは、外からの光が絵本に反射して字が見えにくかったことです。練習して内容が頭に入ってたから助かった次第です。
本を読み終えるごとに、子どもたちが拍手をしてくれます。終わるのを待って、今回は読んだ絵本について、作者の国と、年代の説明を付け加えました。「『ヒギンスさんと とけい』は、20年ほど前のイギリスの絵本です。」と。それに「そんなに前の?」と子どもから反応が返ってきました。
2冊目の『木は いいなあ』も読み終えて拍手の後に「50年ほど前の、アメリカの絵本です。」と付け加えました。
子どもによっては、やはり下を向いてじっと座っている子どももいて、退屈な時間だったら申し訳ないなぁという氣持ちになります。朝活動の時間は15分ですが本を読む時間は10分ちょっとかな。ずっと体育座りで座っているのも苦痛なのかなと思います。
10月ということで「ハロウィン」関連の絵本を選んでいるクラスもありました。
次からはもう少し短めの10分以内で読み終えるプログラムにしようかな。