22Nov
銀座のサー・トーマス・リプトンティーハウス ギンザでの、松屋の友の会の会員のための特別講座「紅茶とお菓子のマリアージュ~クリスマスティーを楽しむ~」に行ってきました。
最寄り駅はJR有楽町駅京橋口や東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅ですが、東京駅八重洲口方面からも近く、今日は丸の内オアゾにある丸善丸の内本店に寄りたかったので、東京駅から向かいました。
東京駅はだいぶ工事が進んでいました。この赤レンガの変わらない姿は心が落ち着きます。
毎年、次の年のスケジュール帳や日記帳を好きな街で買うことにしています。東京駅や丸の内も雰囲気が大好きな場所なので、今回はこちらで購入。本の検索機がたくさん置いてあり、見つけやすかった。
東京駅からサー・トーマス・リプトンへは、八重洲口の方へ回って、新橋方面へと歩いて行くと首都高速が走っていて、それを目印に進んでいくとビルにリプトンと書いてあるので分かりやすいです。
エレベーターで2階に上がり、ドアが開いたらリプトンティーハウスです。
ブラックを基調とした落ち着いた雰囲気。
セミナールームに案内されて、コート掛けもあったのでゆっくり椅子にも座れます。
写真は他の参加者の方もいらっしゃるので控えましたが、まずは、テーブルセッティングの様子から。
クリーム色のクロスに、グリーンのテーブルセンター。センターピースは心をくすぐるお菓子の家やツリー。ティーカップもグリーン系で、ペーパーナプキンは赤。クリスマスカラーを取り入れてありました。
ティーハウスの支配人のご挨拶と講師の紹介から始まり、参加者の皆さまの軽い自己紹介。
「普段はコーヒー派ですが、美味しい紅茶の入れ方を知って、ティータイムをゆっくり過ごしたくて」といった方も多かったです。
私が紅茶好きになったのは、19歳の夏にイングランド、ウォーリックシャーでのホームステイがきっかけでした。
イングランドでは見事にミルクティーが朝から晩まで出てきてた。
朝ごはんは、カップ一杯(と言ってもビールジョッキくらいの大きさのマグカップ)のミルクティーとオレンジジュースとシリアル。お昼はスクールがある時はオレンジジュースとレバーペーストのサンドイッチやキットカットのようなチョコレート菓子やリンゴを丸ごと(日本のお弁当がいかに手が込んでいるか。でも、その経験のお陰で、お弁当は簡単なものでもOKになった)。お休みの日のお昼はこれにミルクティー。夜はマッシュポテトやローストポテトにサラダ、そして、ミルクティー。そのあとの団らんの時間もまたミルクティー。
「Cup of tea?」が挨拶がわり。
あの頃は砂糖抜きの紅茶は苦手で、「砂糖を2杯」と言って「歯に悪いよー」とホストファミリーから言われてたなぁ。
今は砂糖抜きのほうがよくて、私の舌も大人になった。
日本に帰る前日の夜、「明日の朝食はオレンジジュースはいらない。トイレが近いから空港までの道のりが心配だから」と伝えたら「帰るだなんて言わないでー。でも、それならパックのオレンジジュースを持たせてあげるよ」と返ってきた。
ミルクティーを飲むと今もイギリスでの愛情いっぱいの楽しかった時間を思い出して幸せな気持ちになる。
簡単な自己紹介が終わって、クリスマスについてとイギリスについてのお話し。
アドベントといって、クリスマスの四週間前の日曜日から、少しずつクリスマスの準備を始めていくこと。クリスマスのグリーティングカードは、特にイギリスでは大切な習慣で、18世紀末から続いているということ。日本の年賀状のように元日に届くようにというわけではなく、早めにクリスマス前には届くように送って、届いたクリスマスカードは暖炉の上や一家の団らんの場所に飾っておくということ。
そういえば、ホストのお父さんやお母さんが元気だった時は、毎年、10月に入ったらすぐに送ってきてた!
来年こそは私から先に出そうと思いながらも毎回イギリスから届くクリスマスのグリーティングが早かった。
そのあと、講義、クリスマスティーとは、ベースに向いている茶葉の種類やブレンドする食材(フルーツ、ハーブ、スパイス、その他)についての説明。
イギリスでは、クリスマスの定番の香りというのがあって、街中がスパイスの香りで満たされるという。
グリーティングカードについても、クリスマスの定番の香りについても、知っていたらもっとたくさんのことをホストファミリーと話しができたのになぁ、と思った。
次に、美味しい紅茶の入れ方を、茶葉からいれるとき、ティーバッグを使うとき、の説明とデモンストレーションがあり、他のクラスで作った非売品のクリスマスアレンジティー(ローズの花びらやスパイス)が参加者一人一人にティーポットで出され、お菓子はクリスマスシュトレーンとサンタやツリーの形のジンジャーブレッドクッキーをいただきました。
クリスマスアレンジティーは、一杯目はストレートで。「ミルクやシュガーを加えるとまた違った味わいを楽しめます」ということで、2杯目はミルクティーに。
「シナモンスティックで混ぜるのもオススメです」と一本一本配って回られたので試してみると、ちょっとチャイっぽくて、こちらもとっても合いました。からだが温まりました。
その後、茶葉を使ったものと、ティーバッグを使った今日のクリスマスアレンジティーの入れ方のデモンストレーションと試飲があり、こちらも美味しくいただきました。
ティーバッグでもこんな風にすると、簡単にウェルカムドリンクとしても、そして、食事の後のデザートティーとしてもお出しすることができるんだ!と目から鱗でとっても参考になりました。
イギリスのお話やおもてなしティー、テーブルセッティングなど、たくさん学べました。
最後に、ユーモアたっぷりのこんなかわいいお土産をいただきました。↓
ショップで、ジンジャーティーのティーバッグとスティックタイプのミルクティーとチャイを買って帰りました。
今日は松屋の友の会のためのクラスでしたが、こちらのオープンクラスでは、これからもクリスマスアレンジティーのクラスやロイヤルミルクティー、チャイ、ティーパンチのクラス、ノンアルコールカクテルのクラスなどもこれから開催されるそうです。
参考までに↓
https://www.sirthomaslipton.jp/sp/tea-house/