12Sep
公共の場だったり、お友だちが遊びに変わっている来たときにおもちゃを独り占めしたがる姪っ子ちゃん。
私には貸してくれたりするので、同じくらいか、年下のお友だちにちょっと警戒するみたい。
対応の方法を、幼稚園の先生の経験があり、4人の子どもの子育て中の友人と、教育心理などを大学で教えていた伯母に相談してみた。
二人から返ってきたアドバイスは、
やはり、まず、この時期の子どもに必要なのは『共感』。
おもちゃをお友達のモノを使いたがったり独り占めしたかったりするのは本能だからね。
「使いたいんだね」って、受け止めてあげていいと思うよ。
それから、『気持ちを代弁してあげること』。
回りの子にも「今は、まだ使いたいからもう少し待ってね」「もう少ししたら交代できると思うよ」って、代弁してあげたら大丈夫、とのこと。
それから、『誘導』。
例えば、
「◯◯ちゃんも使いたいけど、あの子も使いたそうだね。どうする?」
とか
「順番しようか?」
「お友達と変わりばんこで使ったら、もっと楽しいかも」とか。
この時期は、一緒に社会性を学べる貴重な時期だそう。
姪っ子ちゃんの性格や動きを読んで対応していったらいいよ。
気持ちを汲んであげる、相手にも気持ちを代弁してあげる、っていうことをしていくと、姪っ子ちゃんとの信頼関係にも社会性の育ちにもいいんじゃないかなぁ☆
ということでした。
ただ、その相手となるお友だちの「今遊びたい」という気持ちも考えてしまい、なかなか、姪っ子のために「もう少し待ってね」とか、逆に相手のお友だちが遊んでいて、「順番、譲ってくれるかな?」と、なかなか言えなかったりして、後になって、姪っ子ちゃん、悲しかったかな、とか、思い悩んだりする。
でも、今のところ姪っ子ちゃん、そういう時は、身体を張って、大きな声で
「じゅんばん!!!」
とか、
「いまは、わたしがあそびたいの!!!」
と、言っている(たくましい)。
お互いの子どもたちにとって、そこにいる大人の最善の行動、振る舞いってどんなのだろう。
それから、3歳以上児の保育の配慮事項として、保育の心理学で出てくる内容は、生活や遊びを通して決まりがあることの大切さに気付き、自ら判断して行動できるように配慮すること。
友人も、ダメはダメって伝えていくこと。怒るとかじゃなく、決まりごととして譲らない。そのためには、大人もどうしてそれがダメなのかを考える必要があって、それがとても勉強になっているとのこと。
日々いろいろやりながらお互いにあーでもないこーでもないって生活していくこと自体が子育てだし、親育ちだなぁって思っていると話してくれた。
姪っ子のママも、大学では教育心理を専攻していたので、その周りの友人たちの接し方もとても参考になります。
姪っ子ちゃんは、歌が好きでYouTube番組の「BabyBus」は、ルールなどを歌で教えてくれて、理解しやすくていいみたい。
例えば信号機の歌で、「青になったら渡ろー!赤になったら渡っちゃダメよ」と歌っているから、そこで実際の生活でも理解できている。
それから、帰省中に友人から薦められた整体の本を読んでみた。
ちょうど、佐賀市立図書館で借りられた。
野口晴哉(はるちか)という明治、大正、昭和と生きた整体を生み出した人の本。「回想の野口晴哉」。
ヨガや潜在意識とも繋がる内容だったのと、子育てについても書かれているので、面白く読めた。
ここでは、子育てについて書かれている内容を紹介します。
《子供は大人よりももっと心と体が直結している。だから、感情や心を抑えられれば体をこわす。
一人を丁寧に観ていることだ。そして、子供の眼がいきいき輝いているように導くことだ。
満三歳という年齢はまだ自分のことしか分からない。相手のことなど考えられない時期なのだ。それに模倣の時期だから、何よりもまず、子供に接する“人”の問題》
とある。
保育の心理学の中でも、だいたい周りのことを考えられるようになるのは4歳頃から。
そのため、3歳未満児にも3歳以上児にも周りの保育者が友達の気持ちや友達との関わりかたを丁寧に教えていく必要がある、とのこと。
3歳未満児には、優しく言葉かけ、声かけも必要で、丁寧にやり方を伝えながら、自分でやりたい気持ちを大切にしながら、励まし、徐々に手を放していく態度が必要で、
3歳以上児になると、必要な習慣や態度は友達がすることや大人の様子を確認しながら身に付けていく時期でもあるので、保育者は自分が子どもの生活のモデルとなることを自覚して接することが必要になると。
言葉の選び方、伝え方、振る舞い、自分自身を振り返りながら、磨いていく必要があるなぁ。