8Sep
台風10号の影響へのお見舞い、心より申し上げます。
気象庁が特別警報級と記者会見まで行われた台風10号の進路予想図、実家のある九州北部にとっても、また、一番警戒しないといけない進路だなぁと思いつつ、見守っていました。
1991年9月に立て続けで襲った台風17号と19号の記憶はまだ消えないほど。あのときの台風さえ、950ヘクトパスカルくらいで、920ヘクトパスカル、最大瞬間風速80メートルがどれ程なのか、想像すら及ばない。あの後、瓦もなかなか手に入らなかったり、ガラス屋さんも大工さんも予約がいっぱいで、しばらくは家の修理も応急処置のまま。それからの台風の時に、屋根瓦が飛ばないように、海苔網で屋根を覆って、さらに土嚢を乗せて重石にしたりして、海苔網も手に入らないくらいだった。
今回の台風は、予報ではそれ以上。
実家に連絡し、とにかく、出来る限りの対策と、安全な場所に身を置くように念を押す。
7日は、夜が明けて、停電の可能性も頭に入れて、携帯電話は充電が減ったら困るだろうと、タイミングも考えつつ、台風の進路も確認しつつ、テレビや報道も、まだ風が強いうちはヘリは飛ばせないのかなぁ、全容が明らかなになるのは、もうしばらく経ってからだなぁと気になる気持ちに向き合う。
とりあえず、無事かどうかを確認のために8時半くらいまで待って電話した。
気になる家の屋根瓦は、まだ風が強いので翌日以降確認するかもと言っていたので、まぁ、仕方ない。親の無事と、家が吹き飛ばされてなくて、ひとまずホッ。
今回の台風10号、九州に接近する前に特別警報級から勢力が弱まってくれたのですね。テレビの情報番組で語られていたのは、「台風の進路に当たる東側が被害が大きいのですが、ちょうど920ヘクトパスカルという時には、沖縄を通るときは沖縄の東側を通り、九州に向かうときには、九州の西側の進路になってしまったけれども、その直前に台風に乾燥した空気が入り込み、台風本体が少し崩れる形になり、最悪の事態は避けられた」「その前に来た台風9号の通過によって海水の温度が想像より下がっていて発達に至らなかった」とのことでした。天の配慮を感じずにはいられませんでした。それでも、命を落とされた方、被害にあわれた方、停電などで生活の不便を感じられている方もいらっしゃることに胸が痛みます。
最近、目にした気になるところは、
潜在意識の法則、引き寄せの法則では、「心配するとそれを引き寄せるので、心配しない方がいい」
という考え方と、
「天災は忘れた頃にやってくる」「備えあれば憂いなし」と諺にもあるように、「天災は、先に対策をすると大事に至らない。」
という考え方もあって。
どっちがどうとは、分からないけれど、そして、報道がむやみに煽るという声も上がっているけれど、気象庁や報道が「命を守る行動を再優先に!警戒は最大限に!」と言ってくれた方が、同調圧力の強い日本では、無理をしてしまいがちなところを、無理をしないという方向に運び、安全対策を取りやすい方に運ぶところもあるのかも知れないですね。
地元の友人から聞いたのですが、今回は病院や薬局でさえも、もう事前に休診というところも多く、ほとんど、お店も閉まっていたそうです。
新幹線も、昨年の北陸新幹線の教訓を生かし、今回は九州から離れたところに、車両を避難させる対策を取られていた。ゴルフの練習場も、ネットを下ろして、近隣への安全面での配慮がされていました。
報道の在り方も、局によっては「今回は安全な場所からお伝えしています」に変わっていて(時代的に、一般の人も手軽に動画を録ってアップできる環境になってきたこともあるでしょうが)身体を張ってまで、することではないと思うので、ようやく、時代も良い流れになってきたと思います。
そう言えば、今年の7月30日も不思議なことがありました。関東甲信、東海などに緊急地震速報が発令されたので構えたのですが、有感地震(震度1以上)の揺れも、津波もなく、震源地が誤認されていたとのこと。そういうこともあるもんだ。この時は、確かに、安全な方へ「時空が変わる」とはこういうことなのね!?と思わずにはいられない出来事でした。
そして、9月7日は二十四節気の「白露」でした。
夜の冷えた空気が、朝、草木について、秋の気配が感じられてくる頃。
来週には、秋雨前線の動きも活発になりそうですね。
天候については、地球環境にとって必要な調整が起こることは受け入れつつ、安全なときに、出来る限りの対策をしつつ、天の配慮に感謝しつつ、安全な場所で凌げますように。