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国立西洋美術館『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』とグッズ

国立西洋美術館で、会期が変更になって開催中の『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』、ようやく足を運びました。

【ロンドン・ナショナル・ギャラリーについて】

今回の展覧会が「特別」と言われているのは、これまでロンドン・ナショナル・ギャラリーは貸し出しに慎重で、館外で大規模な展覧会が行われたことがなかったということもある。ロンドン・ナショナル・ギャラリー史上初の貴重な機会なのです。と言うことで、展示されている作品は、61点全てが日本初公開。この機会に足を運べる幸せよ。本当に、開催されて良かった。

NHK・Eテレ『日曜美術館アートシーン』のなかで、国立西洋美術館 主任研究員の川瀬佑介さんは、

美術館に行くとルネサンスから20世紀までの美術が展望できるというものは21世紀の我々からすると当たり前のように思うんですが、実はそれを最初に しかも 極めて質の高い作品によって実現したのはこのロンドン・ナショナル・ギャラリーでした。

美術館のコレクションの一つの理想の姿。

国立西洋美術館にとってもロンドン・ナショナル・ギャラリーはお手本というか先生のような存在だといっていいと思います。

NHK・Eテレ『日曜美術館アートシーン』より

と語られていました。

【JR上野駅公園口の改札口の場所が変わっていました!】

これまで、公園改札から上野公園には信号を渡って行かなければならなかったのが、信号を渡らなくていいように変わっていました。

山手線(内回り)のホームからこれまでは7号車を降りて目の前のエレベーターを上がってすぐ左手側が公園改札口でしたが、今回よ〜く案内表示を見てみると矢印が先の方から上がるようになっている。

いつものエスカレーターから上がるとこれまでの改札口は封鎖されていました。矢印に沿って直進。

こちらへ進み、

『公園改札』の表示が見えてきて、さらに直進。

そして、左手を見ると、

ようやく公園改札口です。国立西洋美術館と東京文化会館の間の道へ出ます。

↓これは、西洋美術館側から見たJR上野駅公園改札口。

信号を渡らなくていいのは、安全ですね!

【国立西洋美術館・感染症予防対策は?】

チケットは日時指定券を事前に購入(館内での販売はされていません)。

検温は行われていませんでした。

入館してすぐに手指の消毒をすることになっています。入館までの待機のスペース(並ぶ列)の足元のスペースにはテープが貼られていました。

グッズ売り場も入口と出口が決められており、人数によっては入場制限も行われるようです。入るときはスタッフの指示に従うようになっていました。

【入館までの待ち時間は?】

11時半から12時までの入場の回でした。ちょうど11時25分くらいに館内に到着。11時から11時半入場の方は、チケットを見せてそのまま入れるようでした。次の11時半から入場の列は『カフェすいれん』の前に並ぶことになっていて、三列くらい折り返しの列ができていました。

入場できたのは11時40分過ぎ。10分少し過ぎるくらい並んで待ちました。

【美術展持っていくと便利なもの】

  • 100円玉(コインロッカー用)国立西洋美術館は使用後戻ってきます。
  • ロッカーに荷物を預けて展示室を回る時用の貴重品だけを持ち歩ける軽い小さめのバッグ
  • 展示室内は温度設定が低めなので羽織るものがあったら心強い

【展示内容】

  • イタリア・ルネサンス絵画の収集
  • オランダ絵画の黄金時代
  • ヴァン・ダイクとイギリス肖像画
  • グランド・ツアー
  • スペイン絵画の発見
  • 風景画とピクチャレスク
  • イギリスにおけるフランス近代美術受容

【今回の展覧会の見どころ】

『日曜美術館アートシーン』では更に今回展示されている絵画の一つである15世紀に描かれたカルロ・クリヴェッリの聖エミディウスを伴う受胎告知について「イギリス人の審美眼が世界に与えた影響も うかがえます」と説明されていました。19世紀後半イギリスで再評価されてから世界に広まり、「初期ルネサンス絵画の魅力が再認識されたのも その一つである」んだそうです。

なんと言ってもゴッホの《ひまわり》。ゴッホが描いた《ひまわりは全部で7枚。その中でも特に気に入った2枚にサインを入れた、その1枚が今回日本で観られるのです。「Vincent」とひまわりの黄色とは反対色の青で入れられています。

7枚のひまわりについても説明も分かりやすく紹介されていました。最初はバックの色をひまわりの黄色とは反対色の青系で描いてみたり、いろいろ試行錯誤の様子が伺えました。そのうちの1枚は残念なことに焼失。

2019年の秋から今年の1月13日まで、上野の森美術館で開かれていた「ゴッホ展」に行かなかったのが大きな心残りで、その反動もあってか!?ひまわりグッズをたくさん買いました。その時までは、ゴッホのことは「耳を切り落とした」とか自ら命を絶ったとか、そう言った悲しく重いイメージしかなく、ゴッホのあの糸杉のグルグルした世界観に引き込まれるのにちょっと恐怖感さえ覚え、行かなくていいかなあと思っていたのですが、NHK Eテレ「日曜美術館」での『ゴッホ展』を録画していたのを会期が終わってから観て、弟テオにあてた手紙や、ゴーガンにあてた手紙、出さずに終わった手紙のこと、その胸の内を知り、本当に純粋な絵画やこの世界への想いが綴られていて、胸が締め付けられ、いっぱいになりました。

このひまわりも、画家たちの集う場所を作ろうとしてそこに飾る絵だったという。(ゴーガンが来てくれることになってゴーガンの部屋に飾るために描いた)。

ゴッホが人が集まる場所を作ろうとしていたのは今回のこの展覧会で知りました。

ゴッホのことが、もっと知りたくなり、原田マハさんの『ゴッホのあしあと(幻冬舎文庫)』を読みました。マハさんも、この中でゴッホの絵に対して、

子どもの頃、パブロ・ピカソの絵は大好きで、「私の友だち」であると身近に感じていました。それに比べてゴッホの絵が教科書や美術全集に出てくると、「怖い!」という恐怖心すら抱きました。あまりにも表現が激しすぎて、また感情的に見えて、絵が下手なのではないかとまで思っていました。

(中略)

ゴッホの絵は、美術館や展覧会で並んでいても、ずっと眺めていたいと思うような類の絵ではなく、立ち止まりたくない、近寄るのも怖いと思っていました。迫力、パッションがガンガン迫ってくる。その存在感を、ストレートに受け止めていたのだと思います。

『ゴッホのあしあと(幻冬舎文庫)』原田マハ P14

と述べられています。この本の中で、また、ゴッホのことを、こうも語られています。

ゴッホの持っている誠実さ、繊細さはあまりフィーチャーされていません。

『ゴッホのあしあと(幻冬舎文庫)』原田マハ P13

原田マハさんは『たゆえども沈まず(幻冬舎文庫)』という小説でゴッホとその弟テオを取り上げられています。その際に、ゴッホ巡礼の旅へも出かけられています。そんな原田さんがおっしゃる、ゴッホの奥深い一面です。

ゴッホの《馬鈴薯を食べる人々からも、ゴッホの誠実さや繊細さが伝わってきます。『週刊グレート・アーティスト 1 ゴッホ』によるとあるとき、ロンドンのイーストエンドの貧民窟に住む生徒の両親たちから授業料を徴収するという仕事に就き、そこで、生まれて初めて本当に貧しい人々の生活を目の当たりにして、1ペニーも徴収できず、職を辞してしまった、とあります。このことからも、ゴッホがただの気の狂った人ではなく、繊細で、純粋で、誠実で、優しい人だったことが伺えます。

そんなふうに、ゴッホの胸の内や振る舞いを知るにつれ、ゴッホの絵から感じていたのは、ゴッホの絵に引き込まれそう、と感じていたのは、恐怖の先の、あまりにも純粋な、その光が強すぎて感じる、畏れに近いものだということに氣がついたのです。そうだ、ゴッホの絵はあまりにも純粋すぎるのだ。なんだかそのことに氣がついたときに、フッと肩の力が抜けたような、そんな面持ちになりました。

オランダ絵画のところではレンブラントの自画像、世界に30数点しかないというフェルメールの作品ヴァージナルの前に座る若い女性、これは、フェルメールブルーと、楽器のモチーフを用いているところがフェルメールらしくて。

教科書で知った名前は他に〈ボッティチェッリ〉、〈ティツィアーノ〉、〈レンブラント〉、〈ベラスケス〉、〈ターナー〉、〈ルノアール〉、〈ドガ〉、〈モネ〉、〈ポール・セザンヌ〉、〈ゴーガン〉たちでしょうか。

ゴーガンの花瓶の花も、静物画って珍しい気もしつつ、花の色使いなどはゴーガンらしい気がして好きな一枚になった。

さらに『週刊グレート・アーティスト 1 ゴッホ』によると、ゴッホがパリに出てすぐに、弟のテオの紹介で知り合ったのが当時グループの大御所的存在ピサロ。ゴッホはピサロの鑑識眼に敬意を払い、尊敬していたというがこんなことがあったという。

あるとき、ピサロはトレードマークの青いスモックに身を包み、通りのどまん中でゴッホの最新作をこてんぱんにけなしたことがあった。

あとになってピサロはこう述懐している「ゴッホはあれで気が狂うか、印象派を離れていくかするだろうと思った」と。皮肉なことに、ゴッホはこの予言を両方とも実現してしまった。

『週刊グレート・アーティスト 1 ゴッホ』

ピサロは、若い画家たちを励ましていたそうですが、この行動に出たピサロは衝動的というより、そういうことを意図して振る舞ったのでしょうか?この出来事がその後のゴッホの辿る運命の鍵を握っているのでしょうか?

カミーユ・ピサロの作品も今回展示されています。Ⅶ イギリスにおける近代美術受容作品No.54シデナムの並木道です。

そして、このロンドン・ナショナル・ギャラリーに係わるコレクターの方たちの紹介も一室にまとめられていて、「コートールド」って、昨年の東京都美術館で開催されたあの「コートールド美術館」のあの方?と見覚えのある名前も。その方々の考えや思いのスケールの大きさや、幾多の戦火や困難を潜り抜けこの時代に遺されて、そして日本に運ばれて来るまでのことの運び、世界規模での今回の感染症のこと、今目の前で観ることができることの奇跡に胸がいっぱいになりました。

たくさんの人に観てもらって、ゴッホの思いが少しでも昇華されたらいいなぁと個人的に思うのでした。

【グッズ】

時計回りに〈A5サイズノート 400円〉〈缶バッジ(中身が見えない袋に入っている)300円〉〈ハガキサイズのクリアファイル(特典だそうです)〉〈ポーチ 1,000円〉と下は〈ポストカード 1枚150円〉。全て税抜き価格。ここでは持ち帰りのビニール袋は無料でした。

【注意】使用できるクレジットカードはVISAカードのみ。

ポーチは日常に使えるし、黄色だとバックの中でも目につきやすいかな、というのと、大きさにもよりますが千円越えない金額なのも珍しいかなと思い購入。

日本製です。内側も布地をかがり縫いされていて手を抜いていない丁寧な作り。ファスナーの色は黄色。

マチ無し。大きさは、縦12センチ、横15センチ。

A5サイズのノートの中身はマス目です。

【常設展】と【内藤コレクション展III『写本彩飾の精華』】は企画展のチケットで入場できます

常設展で観られる松方コレクションも何度観ても心が洗われます。今回はイギリスの画家の展示に注目した展示内容となっていました。新しい作品も展示されていましたよ。

こちらの「内藤コレクション」も、小さな精巧な美しい世界に息を呑むやらため息が出るやらです。

こちらもお時間が許す方はぜひ立ち寄ってみてください!心に灯火が灯そうな作品たちです。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展は上野の国立西洋美術館では10月18日(日)まで。その後、大阪の国立国際美術館に巡回(会期:11月3日(火・祝)〜2021年1月31日(日))。

上野の国立西洋美術館はこの展覧会が終わった翌日から長期の全館休館に入ります(2020年10月19日(月)〜2022年春(予定))。

同じく上野の『国会こども図書館』でのイベントも興味があります。↓

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たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)

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