5Nov
5歳、幼稚園年中さんの姪。
部屋を整理しているときにこんな手紙が出てきた。今年の4月ごろに幼稚園年中の姪が書いた手紙なのだそう。
はいしゃさんへ わた しわ(は)は はえてきたので パいパいそつぎょうします
1歳や2歳、3歳で『卒乳きっぱり!』がなかなかできなくて、姪ママも色々試したり、周りに相談したり…。夜寝る時が、ぱいぱい無しでは眠れない感じでした。
「歯医者さんへ 私は 新しい歯が生えてきたので パイパイ卒業します」
という内容。
本人も、それなりに、パイパイを卒業しなきゃと思っていたのかな。
【姪ママが試したのは】
- 「パイパイ、病院の先生に返した」「パイパイ、神様に返した」と言う
- 「虫歯になってしまうんだって」と言う
- 寝かしつけの時に本を読んで氣をそらす
など。
【周りの人がやってみたこと】
- 「いた〜い」と痛がって見せる
- 本当なのか?!パイパイに辛いものを塗る
などなど。
皆さん、いろいろやっておられます。特に寝かしつけの時が苦労されるようですね。
中には、苦労することなくすんなり「子どもの方から欲しがらなくなった」というママ友さんもいました。
姪と姪ママは、卒乳しようとすると、姪が体調を崩してしまって断念、というパターンを繰り返してなかなかできませんでした。また、パパなど同居している周りの人の理解も必要です。グズるのがうるさいとか、そんな感じだとなかなか進みません。
【では、本当は「いつまで」に卒乳した方がいいのか?】
福岡県小郡市の〈きのした小児科クリニック〉の公式サイトの『院長コラム』の内容です。
卒乳は、自然に任せてよいと言うのが正解です。日本小児科学会では4歳までの授乳を推奨しています。
〈きのした小児科クリニック〉公式サイト『院長コラム』2016.11.4 「4歳まで授乳を」
環境が可能なら、無理に卒乳・断乳することもないのですね。
理由は、子どもの脳の発達と関係しているようです。
子供の脳の発達は、3歳までにおおむね決まるといわれています。
困難な出来事にあったとき、将来しんどい状況にぶつかったとき、その時に大切なのが3歳までの親子関係なのです。3歳までにしっかりと家族の愛を受け、たっぷりと甘えられる環境が整っていたら、精神的にも揺らぐことのない、しっかりした大人に成長します。
〈きのした小児科クリニック〉公式サイト『院長コラム』2016.11.4 「4歳まで授乳を」
【授乳の効果・効能】
授乳中には「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。「オキシトシン」は快楽ホルモンと言われますが、マッサージや好きなことをするなど自分の努力だけでも分泌される「セロトニン」とは違って、相手がいることによって分泌されるホルモンです。このホルモンは愛のホルモン・幸せホルモンと言われています。
【卒乳に導く方法・楽に移行する方法】
他の〈食べ物〉や〈おもちゃ〉や〈絵本〉など授乳以外のあやし方で落ち着くようにしておくとより自然に卒乳できそうです。