15Oct

《選書》
こちらの本を参考にしました。

1冊目は日本の昔話『だいくとおにろく』。
カラーと白黒、交互に絵が続きます。
2冊目はサイズが小さめですが『おさらを あらわなかった おじさん』。
こちらは、鮮やかなはっきりしたオレンジや緑、黒の絵です。

《子どもたちの反応》
今回は3年生、姪のいるクラスに入ります。
今朝は姪が早起きして、学校に行く前に卵焼きを焼いてくれていました。
5分前に教室前に着きました。もう机を後ろに下げて読み聞かせの準備はできているよう。
担任の先生に「お願いします」とご挨拶されて、教室に入ります。カーテンも閉められていて、本を読む配慮が行き届いています!窓からの光が本に反射して読みづらいときがあるんです。
【だいくとおにろく】
『だいくとおにろく』の「おに」という文字を見て、前の方に座っていた男の子が「おに」という別の本のタイトルを上げ、「それでしょ!知ってる」と言ってきて、微笑ましい。違うを分かっていてもニコニコして「さぁ、どうかな」と準備された椅子に座る。
読み聞かせのベテランさんからよく聞くのが「3年生から反応が変わる(反応が返って来ない)」、ですが、今年の3年生は反応をそのまま口に出してくれて、面白くってかわいいです。
子どもたち、集中して聞いてくれているのが伝わってきます。
終盤、また別の男の子が「消えたんだ!」、とか、また別の男の子が「橋は?橋は消えたの?どうなったの?」と聞いてきて、昔話の子どもたちの吸引力はすごいな!と感じました。
【おさらを あらわなかった おじさん】
こちらも、時代が経っている本。。
サイズも小さく、内容もどうかなと思っていたのですが、ガイドブックには「子どもたちの反応を楽しんでください」とある。
練習のときも、タイトルで姪が「なんだよ~」と言いつつも、面白いは面白いみたい。
さて、実際に読み始めていると、「はいざらってなに?」と返ってきた。やっぱり?灰皿、もしかしたら知らない子どももいるかも知れないと思った。姪も周りにタバコを吸う人がいないので、はいざらってなに?と聞いてきてたから。
「タバコの吸殻を入れる皿だよ」と答えたけれど、説明、これでよかったかな。
「せっけんざらで!?」、「かびんで?!」、「うえきばちまで!?」と、お話を聞いている子どもたちの「どうなるの〜?!」が伝わってきて、2冊目はちょっと飽きてきたかな?と感じることもあるのですが、「おさらをあらわなかったおじさん」、こちらも子どもたちは目を丸くして食らいついていた(笑)。
「あめがふってきて」ここで次の展開が予測はつくのですが、また男の子が「えっ!!雨ってきれいじゃないでしょ!?」と聞かずにはいられなかったのか、「そうだよね~」とうなずき返して、続きを読みました。
ガイドブックの解説に「さいごはこどもたちも自分の身と重ねてホッとする」というように書かれていましたが、ほんとに、子どもたちの反応がその通りに伝わってきて、今回の読み聞かせも、人前に出るのは苦手で緊張しますが、楽しかった!のほうが大きいです。
その後、日をおいて姪の学習参観がありました。私の姿を見て「読み聞かせの人だ!」と子どもたちが手を振ってくれたりして、ボランティアをしてよかったなと思いました。