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【小学校 読み聞かせボランティア】1年生15分間の絵本選び

【選書と子どもたちの様子】

今回の選書は朝の活動の時間の規定の15分を超えますが、教室の準備が早めに整っていると少し早い時間から始めることができるので、もしかしたら読めるかも?と思い、この4冊を準備しました。

1冊目『どろんこハリー』所要時間 約5分

『どろんこハリー』は、昨年11月に支援学級に読み聞かせで入った記事にも書きましたが、長年家庭文庫を主宰し同時に読み聞かせのボランティアも続けておられる先生方が口を揃えて「この本は子どもたちが大好き!」「ぜひ、子どもたちに読んであげてほしい絵本」とおっしゃいます。色々な「読み聞かせガイドブック」のもやはり掲載されている絵本です。ハリーが「くろいぶちのある しろいいぬ」から「しろいぶちのある くろいいぬ」になって、大嫌いなお風呂であらってもらって、また「くろいぶちのある しろいいぬ」に戻ってホッとするお話です。この対比もいいそうです。そして、ありのままの姿で受け入れられる内容が子どもたちの成長の中で支えになってくれるとのことです。

作者のジーン・ジオンさんの特徴として、タイトルコールの『どろんこハリー』のところで、すでに物語は始まっています。このページで「ハリーはくろいぶちのある しろいいぬです」と始めたほうがいいとのアドバイスを以前自治体主催の読み聞かせボランティア養成講座で受けました。今回はその通りに始めてみました。

「ハリーはどこ?」と子どもたちが聞いてきます。それに応えて指でハリーの位置をそっと指し示しながら読みました。

家で読む練習をしていたら3歳の甥も「ハリーはどこ?」と聞いてきました。そして、全く関係ないときに急に「ハリーはくろいぶちのある しろいいぬなのに しろいぶちのある くろいいぬに なってしまいました」と口ずさんでいて、子どもが大好きというのは本当だなぁと実感しました。

2冊目『かまきりのちょん』所要時間 約2分半

かまきりって、子どもたちに人氣があるのですね。

姪の通う小学校の校区近くでは、子どもたちの話によると、特にかまきりとはめったにお目にかかれることがないんだそう。虫好きの子どもたちが「まだ本物を一度も見たことがない。かまきりの本物を見てみたい」と言っていた。うちの生家には網戸のところにしょっちゅう来ていて、見慣れてはいるけれど、かまきりの赤ちゃんがとっても小さいのに、形はもうかまきりのそれで、子ども心に感動したのを覚えている。本物をその子どもたちに見せてあげたいなと思う。

『かまきりのちょん』も、やはり読み聞かせの絵本として王道なのですが、アリの群れの中に落ちる描写のページが苦手でこれまで避けてきた。今回、そのシーンでは、子どもたちからも「うわっ」という声が聞こえてきた。

3冊目『かずあそび ウラパン・オコサ』所要時間 約2分

ちょっと頭の切り替えで、間に「かずあそび」を入れました。1と2だけで数を数えます。1は「ウラパン」、2は「オコサ」。3以上の数は「オコサ」から先に言ってあとは「ウラパン」。例えば3は「オコサ、ウラパン」、4は「オコサ、オコサ」、5は「オコサ、オコサ、ウラパン」という具合。子どもたちが考える時間も意識しながら次のページへと進みました。子どもたち、口に出して一緒に答えてくれていました。

4冊目『14ひきのおつきみ』所要時間 約2分

上記の3冊目まで読んで時計を確認すると、チャイムが鳴るまで後5分ほど残っています。やった!読める!

今年の十五夜は10月6日、十三夜は11月2日です。1年生への読み聞かせ、次回は12月の予定で、今回、ぜひともお月さんが出ている本を読みたかった。

他にも次のお月さまやお月見が題材の絵本を読んでみました。

  • 『かぜをひいたおつきさま』作・絵: レオニート・チシコフ/徳間書店
  • 『ぼく、お月さまとはなしたよ』作・絵フランク・アッシュ/評論社
  • 『おつきさまのとおるみち』作 香山美子・絵 末崎茂樹/教育画劇

「ぼく、お月さまとはなしたよ」は、お誕生日のお話しでした。

もう一冊、同じ小学校の読み聞かせボランティア仲間の皆さんからよく選ばれているのが『14ひきのおつきみ』いわむらかずお/童心社

絵は細かいので大人数の読み聞かせには向かないかもしれませんが、

「おつきさん ありがとう、たくさんの みのりを ありがとう、やさしい ひかりを ありがとう。」

『14ひきのおつきみ』いわむらかずお/童心社

この言葉を子どもたちに届けたくて、こちらに決めました。

「さて、秋はお月見の季節です」と、この本を出したら子どもたち「うちにもある!」と言ったり、「ほかの本(シリーズ)、読んだことある!」と一番反応が返ってきました。

「お月見は、秋の実り、例えばいろんな果物やお米だったり、感謝の儀式でもあるんですよ」と話すと「最近、お米が高いよね!」なんて返ってきたり、子どもなりに考えていることが伝わってきて、心がくすぐられる瞬間です。

「お話を知っているお友だちも、初めてお話を聞くお友だちもいるので、静かに聞いて下さいね」と『小学校での読み聞かせガイドブック―朝の15分のために』の中で「こういうときはどうする?『子どもたちにその本知ってると言われた場合』」の回答にあったように伝えました。

子どもたちはお話中、静かに耳を傾けてくれていました。

昨年度は1年生には一度も入らなかったので、久しぶりの1年生の反応に元氣をもらえました。

担任の先生からも「たくさん読んでくださってありがとうございます。聞き取りやすい声で読んで下さり、横で作業していてもお話がすっと入ってきました」との感想をいただきました。先生は、教室を出た後もずっと見送ってくださいました。

今回も私にとって良い時間になりました。

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