9Jul

5年生の教室へ!1学期最後の読み聞かせ
1学期、最後の読み聞かせボランティアは5年生・姪のクラスに入りました。まだ、「(学校に)来てね」と言ってくれるのは救いです。これまでは、姪のクラスに入る時は選書を相談したり、姪の前でも練習していたのですが、良かれと思ってやっていたけれど、もしかしたら、姪から「読み聞かせの本なんだろう♪」と待つ楽しみを奪っていたかも知れないと思い直して、これからは姪の前では練習しないように、そして絵本も姪が目にしないように心を配りました。
【選書】
高学年向けの選書は、最近のコンプライアンス事情も踏まえると本当に頭を悩ませます。 試行錯誤の末、今回はこの組み合わせに決めました。
- メイン:『きつねのホイティ』(シヴィル・ウェッタシンハ 作・絵 / まつおかきょうこ 訳 / 福音館書店)
- 季節の1冊:『あのほしなんのほし』(みきつきみ 文/柳原良平 絵/こぐま社)
- 予備(時間調整):『それほんとう?』(松岡享子 ぶん/長新太 絵/福音館書店)


1冊目『きつねのホイティ』所要時間 約11分
これまで読んだことのある『かさどろぼう』の作者シヴィル・ウェッタシンハの絵本。読み聞かせボランティアを長年続けてこられた家庭文庫の方々がお薦めされていたり、『小学校での読み聞かせガイドブック―朝の15分のために』(湯沢朱美,平田美恵子 著)、東京都立図書館の『読み聞かせABC』にも掲載されている1冊。鮮やかな色でユーモラスな絵は細かく書き込まれているけれど遠目からでもしっかり見映えがすると思います。リズミカルな文も楽しい気持ちになれそう。訳は東京子ども図書館を立ち上げられたまつおかきょうこさん。児童文学界で誰もが知る存在です。そんなまつおかさんの日本語訳は信頼のおける絵本だと自信を持って子どもたちに届けることができます。
ただ、所要時間が10分超えの長尺なのと、ユーモラスではあっても「ばかよばわりされた仕返し」という内容なので、ちょっと他の本も探してみようと思い、これはいいかな?と最初の予定では『ゼラルダと人喰い鬼』(トミー・ウンゲラー/たむら りゅういち, あそう くみ やく/評論社)で練習していました。ところが、たまたま図書館の返却日を延長できなくて、その場ですぐに借りられたのが、比較的表紙も中身もきれいで、持ちやすくて、上級生向けの『きつねのホイティ』でした。まつおかきょうこさんの訳と福音館書店、家庭文庫の方々やガイドブックを信じて、挑戦しました。
2冊目『あのほしなんのほし』所要時間 約2分
七夕も意識して、星座の絵本を選びました。所要時間も『きつねのホイティ』と組み合わせてちょうどいいくらいです。
予備『それほんとう?』から一つを抜粋 所要時間 約1分
こちらも、お気づきでしょうか?『きつねのホイティ』訳者・松岡享子さんの言葉遊び絵本です。以前、参加した読み聞かせボランティア講習会で、講師の家庭文庫の方がメンバー全員でこの中から一つを暗唱して早口で一緒に読み上げるところを披露してくださいました。子どもたちはこれに大喜びだそうですが、大人の私もすっかり心をつかまれた場面で、いつか子どもたちの前で披露できたらなぁと温めていたのです。
早めに教室の準備が整ったときのための時間調整用としてバッグに潜ませていきました。
【子どもたちの様子】
今回は読み聞かせ時間15分を切ってからの開始。
このクラスに入るのは初めてなので「知っている人もいるとは思いますが、このクラスの丸々の伯母です。」と自己紹介。「え〜っ」という声も聞こえてきましたが「お母さんのお姉さん、でしたよね」とい声も。
『きつねのホイティ』を読み終えて時計を確認したら、残り3分ほど。時計側に座っている姪もこのとき初めて目に入りましたが下を向いていて、「しまった。選書、誤ったかな…」と冷や汗。『あのほしなんのほし』をちょっと速めて読み、『それほんとう?』は読まずに終わりました。
5年生になると、低学年のように分かりやすい反応は返ってこず、静かにじっと聞いている場合が多いのですが、今回は男子児童からのツッコミを入れる声が届きました。姪も帰って来るなり「楽しかったよ!『がちょうのペチューニア』より『きつねのホイティ』のほうがおばかだわ。『ホッホッホ!ホイティティ!』」とニコニコ顔で、ホッと胸をなでおろした1学期最後の読み聞かせでした。
夜寝る前に思い出したように姪が「伯母ってさ、丸々さんが分かりやすく説明してくれてたね」と。「お母さんのお姉さん、でしたよね」はそうだったんだなと分かりました。













