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サドベリースクールが映画に!   『屋根の上に吹く風は』感想

姪ママが一緒に観に行きたいと教えてくれた、鳥取「新田サドベリースクール」のドキュメンタリー映画『屋根の上に吹く風は』。取り急ぎ、上映されているうちに観に行きました。

東京近郊では東中野にある「ポレポレ東中野」上映中です。

好評により11/5(金)まで上映期間が延長になりました。

◆ポレポレ東中野
〒164-0003 東京都中野区東中野4-4-1(03-3371-0088)
(JR総武線・都営大江戸線 東中野駅から徒歩1分)

タイミングよく、6日のサービスデーと重なり、1,000円で観賞できました。

◆サドベリースクールと一般的な学校との違いは?

日本では一般的な学校と違って、学校教育法第一条に規定されている学校として認められていないため、出席扱いにはなりません。

教師は存在せず、スタッフがいて、子どもたちを見守ります。

時間割、テスト、通知表もありません。

子どもたちが自分自身でその日その時何をするかを選択し、過ごします。

また、自分たちで話し合って物事を決定していきます。

経費も子どもたちが管理に関わり、スタッフも選挙によって子どもたちが選びます。

◆その日は浅田さかえ監督の舞台挨拶も

タイトルの【屋根の上】は、昔はよく屋根の上に登ったりもしていたが、今は、安全の理由からそういった体験も少なくなった。屋根の上に上るというのは自由を感じさせる行動であり、屋根の上は自由を感じられる場所でもあると思う、とのことだった。

この映画が撮られたのは2017年のこと。世界がこんなに変わるなんて予想もされていなかった頃。浅田監督は、義務教育も無償で勉強に打ち込めるのは恵まれていることで、それもいいことだが、色んな学校の選択肢があるのは、それもいいことなのではないだろうかと述べられていました。

◆感想

印象に残った子どもたちの会話に、普通の学校でトイレに行くためには、休み時間の短い間に行くしかない。もし、授業の始まりに間に合わなかったら先生から怒られちゃうし、もし授業中にトイレに行きたくなったら「『先生トイレに行っていいですか?』と言ってからではないと行けない」と普通の小学校経験の子どもに、最初からサドベリーに通っている子どもが「え〜?!それ、大変じゃない?」と返していたこと。全く同感。お手洗いに行くのにいちいち許可が必要なんて、本当はおかしな世界なのかも知れない。

作品冒頭で、屋根の上に登るシーン。「怖い」と途中で戻る子どももいる。でも、そのことを他の子どもたち、周りの大人が責めたり貶したりしない。そして、もう一回挑戦してみるその子どもに「ここに足をかけて、」とアドバイスしたり、手を取って引き上げてくれたり。最終的に「怖い」と言いつつ、屋根の上に登ってた。自分だけではそこからの景色は見ることができなかったかも知れないその子。周りの手助けで、自分の思っていもいない場所に行くことができるのだ。それって、とっても楽しくて喜べることだと思う。

個人的には、日頃、乳幼児に触れていて、乳幼児の発達過程にとても興味があって、その中でも『モンテッソーリメソッド』は実際の子どもを目の前にしてなるほどと思うことが多い。『モンテッソーリ教育』では敏感期・秩序期に十分にその発達過程に沿って発達過程を尊重してもらえたら、「『人格の力』が育つ」と言われています。人格の力とは「自分で考えて実行する力、計画する力、見通しをもって行動する力、段取りをする力、抑制する力」のような実力(『親子が輝くモンテッソーリの言葉』相良敦子/河出出版)が身に付くそうです。逆に大人の勝手な介入があると、無気力になったり乱暴になったりいわゆる逸脱といった状態になるそうです。

このサドベリースクールに通っている子どもたちの乳幼児期はどんなふうに過ごして来たのだろう?とそれも気になりました。

大人が試行錯誤しながらも全力で向き合ってくれる。そのことは確実にそこにいる子どもたちの心に良い種が撒かれるのではないかと思った。

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